昔ラジコン少年だった皆さん、これを見てあの時のラジコン熱を再燃させましょう!
ラジコンボーイ WILD RC BOY 大林かおる 著
ラジコンボーイあらすじ
第15巻 第4話
ドラゴンソルジャー編 「ヘビの穴」の野望
出てくる主なラジコン
セイントドラゴン(タミヤ) |
あらすじ
RC学園を壊滅させたドラゴンソルジャー4人は、刑事鬼瓦一発に手錠をかけられ、警察署へ連れられてきた。ここでドラゴンソルジャーたちは、1本のビデオを見せられた。1台のラジコンの走行を撮ったビデオである。操縦は上手とはいえないし、ラジコンマシンも特別なものではない。操縦は鬼瓦一発がしていたのだが、問題はラジコンマシンの方にあった。このマシンのパーツには、全てヘビの穴のマークが付いていたのだ。鬼瓦一発が言うには、ラジコン少年の間では、このヘビの穴のパーツ(スネークパーツ)がいいという噂が広まっているのだという。しかし実際の走行を見ても、このパーツが特別なものであるとは到底言えない。
もしかすると、ラジコン全パーツをスネークパーツに替えて、ラジコン界を征服しようとする陰謀があるかもしれないというのだ。
スネークーパーツの出所は子どもしか入れない島であり、この島にラジコン少年がレースをしに集まり、スネークパーツを持って帰ってきているということだ。
ドラゴンソルジャー4名がその島に乗り込むことになった。まず、先発隊は車剛と飛竜源にし、あまり目立たないようにすることにした。
鬼瓦一発は、島に入る時に必要な切符代わりのスネークバッテリーや、信号弾を渡した。
船で島に踏み込む車剛と飛竜源。島には、ヘビの穴の印の旗がはためいている。船着場からサーキットまでは、ヘビの穴の印が付いた三輪タクシーで移動する。到着すると車剛と飛竜源は、まず、その規模の大きさに驚いた。見える範囲でも10以上のサーキットが用意されている。
会場には、ソフトクリームを売る店があったり、まったく普通な雰囲気である。
しかし車剛と飛竜源は、レースを見ておかしいことに気付く。それは、ヘビの穴のドライバーがレースに入っていてそのマシンだけがすんなり走りきっており、他の子どもたちのマシンはあるところで急にコントロールが利かなくなってしまって負けているのだ。ヘビの穴のドライバーのプロポのアンテナだけが妙に長いのも気になるところだ。
車剛は、ヘビの穴のドライバーが必ず勝ち、スネークパーツが良いと思わせて、子どもたちにスネークパーツを渡すという方法を採っていることがわかった。
まず飛竜源は他の様子を見てくることにし、車剛はレースに参加してみて様子をみることにした。
車剛が参加したのは、簡単な円コースを3週するだけのレースだった。ヘビの穴からは、達磨八十八(だるまやそはち)が操縦者となって参加する。やはり達磨八十八のプロポのアンテナも普通のものよりも長い。
レーススタート。車剛のセイントドラゴン(タミヤ)がトップで進んでゆく。しかし、カーブに入ったところで、コントロールが利かなくなってしまった。ヘビの穴の職員は、だからスネークパーツが良いと観客に訴えている。2台がリタイヤする中、車剛は何とか体勢を整えることができた。カーブを抜けてストレートにはいるときちんと操作ができるようになる。しかし、カーブに入るとまたコントロールが利かない。コーナーには、係員が隙間無く待機している。車剛は、たまたまコーナーに控えている係員の背中から金属製のくさりかたびらが見えていることに気付いた。このくさりかたびらで電波をカットしているのだ。ヘビの穴の操縦車だけプロポのアンテナが長かったのは、電波をカットさせないための策だった。
原因はわかった。そして最終コーナーで車剛は賭けに出た。コーナーに入るぎりぎりのところで加速し、コーナーの外側にまわる。そして、コーナーの壁の上を肩輪走行してできるだけ高いところを走り、電波が届くようにしたのだ。車剛は見事勝利した。車剛は、観客の子どもたちに、良いパーツよりも自分のラジコンマシンを信じて走らせることの大切さを説いた。ヘビの穴の達磨八十八もこの言葉に心が動いたようだ。
そして、ヘビの穴の係員に、くさりかたびらを脱ぐように言った。
その情報がヘビの穴のボスと思われる男に報告がなされた。
ボスは、RC学園を崩壊させた車剛であることに気付いてしまった。
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